久しぶりにセールスの電話がかかってきた。子どもの教材関係の会社で、どこで調べたのかうちの息子の名前と年齢まで知っている。嫌だなーめんどくさいなと思ったけど、こういうときこそアサーティブに伝える絶好の機会。単に「セールスを断る」だけではなくて、自分の気持ちを正直に伝えてみようという気になった。うちの電話番号や家族の名前が自分の知らないところで使われていることがとても不安で、不愉快に感じていることを、ゆっくり静かに言ってみた。そしたら相手は「そうですよね…たしかに不安ですよね…」と、とてもよく気持ちをわかってくれた。顔の見えない「セールスの人」という役割の向こうに、ひとりの人間を感じた瞬間だった。(UNA子)