小学生の娘が、先生に心ない言葉をかけられて落ち込んでいた。「もう学校に行きた
くない」と目に涙をいっぱいためて訴える彼女の気持ちを、私はゆっくり聴くことに
した。しばらくして、彼女は顔を上げて言った。「先生の言い方が嫌だったんだ」
そして、自分ができることを考えはじめた。その翌日、彼女はそれを行動に移してや
りとげることができた。
数日後、娘は楽しそうに「先生はね、カブトムシが好きなんだって!教室で20匹飼っ
てるんだよ」と話してくれた。
自分にとって何が問題で、その問題と人とを分けるということを、自然体でやって
いく子どもってすごい! 「子どもって、大人の何倍ものゆるす力を もっている
ね。」という友人の言葉が思い出された出来事だった。(えいこ)